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VOL.884 2026.06.10
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データ更新:2025年12月
財務諸表更新:2025年9月
ページ数:100ページ
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Contents
  •  国内乳業大手3社が海外進出を加速、独自のグローバル戦略
  •  週間☆アクセス数上位ランキング!
    特集(2026年06月01日~2026年06月07日)
  •  今週の銘柄評価
    ペトロベトナム製油石化[BSR]
  •  編集後記
    「タンディン市場(Chợ Tân Định)」

1. 国内乳業大手3社が海外進出を加速、独自のグローバル戦略

 ベトナムの乳業大手3社が近年、海外進出を加速させている。ビナミルク[VNM](Vinamilk)、THグループ(TH Group)、ヌティフード(Nutifood)は、それぞれ異なる地域と戦略を選択しており、国内市場での競争に加え、海外展開を成長戦略の一つに位置付ける動きが鮮明となっている。

VNM:近隣諸国での基盤強化と堅調な米国事業

 VNMは、カンボジアやラオスなど近隣諸国に生産拠点を拡大している。全額出資子会社であるアンコールミルク(Angkor Dairy Products、カンボジア)は、同国初の乳製品工場として成長し、現在は30%以上の市場シェアを占めている。売上高は2024年に8000万USD(約128億円)を突破した。ラオスのラオ・ジャグロ・デベロップメント・シエンクアン(Lao-Jagro Development Xiengkhouang)の酪農場プロジェクトでは、投資額を8520万USD(約136億円)に引き上げている。

 また、米国のドリフトウッド・デイリー・ホールディングス(Driftwood Dairy Holdings)は、輸入関税政策や人件費高騰の影響を受けながらも2025年には計画を上回る利益を伸ばした。一方、フィリピンのデルモンテ・フィリピン(Del Monte Philippines)との合弁事業は、事業戦略の見直しにより2025年1月に終了している。2025年の輸出による売上高は前年比+16.5%増の6兆5460億VND(約400億円)に達したが、海外子会社の生産による売上高はまだ控えめな水準にとどまっている。

・・・<続きはサイトでご覧ください

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2. 週間☆アクセス数上位ランキング!(2026年06月01日~2026年06月07日)

 このコーナーでは、前週のベトナム株・経済情報(www.viet-kabu.com)のアクセス数の多かった記事を紹介いたします。

1 位 ビンファスト、エヌビディアとロボタクシー開発へ 東南アで実証

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下の電気自動車(EV)メーカーであるビンファスト(Vinfast)は、米国の半導体メーカーであるエヌビディア(NVIDIA)およびイスラエルの自動運転ソフトウェア開発会社であるオートブレインズ(Autobrains)と戦略的提携を発表した。

 3社は東南アジア市場向けに、レベル4の自動運転タクシー(ロボタクシー)プログラムを共同開発する。

東南アジアの複雑な交通環境を実証実験の場に

 台湾で開催されたテクノロジー見本市「COMPUTEX 2026」で発表された合意に基づき、ビンファストはエヌビディアのハードウェアプラットフォーム「ドライブ・ハイペリオン10(DRIVE Hyperion 10)」と、オートブレインズのソフトウェア「エージェンティックAI(Agentic AI)」を組み合わせたモジュール式のシステムを採用する。

・・・<続きはサイトでご覧ください


2 位 ビンG傘下2社、国際技術見本市でベトナム製人型ロボットを初公開

 不動産開発を中核とする民間複合企業ビングループ[VIC](Vingroup)傘下のビンロボティクス(VinRobotics)とビンダイナミクス(VinDynamics)は、オーストリアと台湾で開催された国際技術見本市で、自主開発した人型ロボットを初披露した。

ビンロボティクスによる「VR-H3」と技術公開

 ビンロボティクスは独自開発の第3世代人型ロボット「VR-H3」のデモを実施した。31基のモーターを搭載する同機は、6〜8kgの重量物運搬や組み立てが可能だ。

 安定した移動と柔軟な動作を実証し、業界の専門家などから関心を集めた。同社はまた、ロボット関連のコア技術をオープンソース化する方針を明らかにした。

・・・<続きはサイトでご覧ください

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3. 今週の銘柄評価

※「今週の銘柄評価」は証券会社独自の見解に基づくものであり、実際の投資判断はご自身で行ってください。

※こちらの記事はグローバルリンクアドバイザーズ株式会社が、毎週有料会員向けに配信しているメールマガジン「ベトナム株通信」に掲載した一部を「ベトナム株・経済情報」が独自に選んだだものを掲載しています。

●グローバルリンクアドバイザーズ株式会社については、こちらをご覧下さい。
http://www.gladv.co.jp/members/vietnam/index.html
●「ベトナム株通信」については、こちらをご覧下さ い。
http://www.viet-kabu.com/magazine/ad/global/index.php

ベトナム現地証券会社による今週の銘柄評価・ペトロベトナム製油石化[BSR]
(2026年06月10日 発行ベトナム株通信 第5874号)
■ペトロベトナム製油石化[BSR]■ 精製マージンの高水準維持で、投資評価「買い」
 

 BIDV証券[BSI](BIDV Securities)はズンクアット製油所(南中部地方クアンガイ省)を運営するペトロベトナム製油石化[BSR](Petrovietnam Refining and Petrochemical Corporation)に対する投資評価を「買い」とし、理論株価を3万3800VND(約205円)に設定した。

 夏の消費需要の高まりと、中国が国内供給を確保するために石油製品の輸出割当を厳格化していることにより、2026年後半も精製マージン(クラックスプレッド)が高水準を維持すると予測されている。

 BSIは、ディーゼル油(DO)やジェット燃料などの製品群が引き続き利益成長を牽引する一方で、液化石油ガス(LPG)の利益率にも改善の兆しが見込まれると評価している。BSRは国内のスイート原油を約70%自給し、米国からのWTI原油輸入比率を最大45%まで引き上げる柔軟な配合技術を持つため、供給変動に対するヘッジ能力が高い。

 BSIは、BSRの2026年の売上高を前年比+27%増の179兆7180億VND(約1兆1000億円)、税引後利益を前年比3倍の15兆5150億VND(約940億円)と予測した。ズンクアット製油所は総額36兆VND(約2200億円)超を投じて生産能力を引き上げる予定で、同年10~12月に埋め立て工事パッケージが完了する見込みとなっている。






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4. 編集後記

 スタッフが週替わりでお届けする「編集後記」。
今週はベトナム人スタッフのMaruchanが長年親しんできたホーチミン市の「タンディン市場(Chợ Tân Định)」のお話です。

 タンディン市場は、ホーチミン市旧1区と旧3区の堺にある歴史ある市場で、フランス植民地時代の1926年に建設され、1927年に開業しました。約100年の歴史を持ち、市内でも特に有名な市場の一つです。観光客にはベンタイン市場の方が知られているかもしれませんが、地元の人々の暮らしに密着した市場としては、タンディン市場も非常に魅力的な存在です。

 私は1990年代の初め頃からこの地域に住んでおり、気が付けばもう40年近くになります。そのため、タンディン市場の変化をずっと見守ってきました。正直に言うと、以前のタンディン市場はかなり古びた印象でした。もちろん歴史ある建物ならではの味わいはありましたが、外壁の色あせや施設の老朽化も目立ち、初めて訪れる人にとっては「古い市場」という印象が強かったかもしれません。

 しかし、この1年ほどで市場の雰囲気は大きく変わりました。市場の正面にはライトアップが施され、さらに色鮮やかな壁画が描かれています。壁画には市場の歴史や昔のサイゴンの暮らし、商人たちの日常風景などが表現されており、以前とはまったく違う印象になりました。おそらく観光客を呼び込む目的もあるのでしょうが、その効果は大きいと感じています。

 以前は少し暗く見えていた市場の外観が明るくなり、写真映えするスポットへと生まれ変わりました。実際に市場の前では記念撮影をする人の姿も増えています。それでも昔ながらの市場らしい雰囲気は残されており、新しさと懐かしさがうまく共存しているところが魅力だと思います。

 タンディン市場は大きく分けると2つのエリアがあります。1つは市場の中心となる屋内の市場棟です。ここには乾物や衣料品、布地、履物、日用品などさまざまな商品が並びます。もう1つは市場棟の裏側に広がる屋外市場で、主に生鮮食品や果物などを取り扱います。こちらは地元の人々の日常がより色濃く感じられる場所で、朝から多くの買い物客でにぎわいます。歩いているだけでも活気が伝わってきて、ホーチミン市の庶民的な暮らしを体感できます。

 そして、Maruchanが最も好きなのは市場の隣を走るグエンフウカウ(Nguyễn Hữu Cầu)通りです。なぜなら、ここはまさに「食の楽園」だからです。

 通りには数え切れないほどの屋台が並び、お粥、カニスープ(súp cua、カニの身やうずらの卵、キノコなどを入れてとろみをつけたスープ)、フーティウ(hủ tiếu)・ブン(bún)・ミー(mỳ)・フォー(phở)の各種麺類、コムスオン(cơm sườn、炭火で香ばしく焼いた豚スペアリブをご飯にのせて食べるローカルフード)、チェー(ベトナム風ぜんざい)、スオンサー(sương sa)・スオンサム(sương sâm)・スオンサオ(sương sáo)(ベトナム風ゼリー)など、ありとあらゆる食べ物が集まっています。

 朝食でも昼食でもおやつでも、食べたいものが見つからないことはありません。温かい麺料理を食べたい日もあれば、甘いデザートを楽しみたい日もあります。そんな時でも、この通りを歩けば必ず満足できる一品に出会えます。

 最近ではホーチミン市にも大型ショッピングモールが増え、買い物環境は大きく変化しました。しかし、市場には市場ならではの魅力があります。店主との何気ない会話、人々の活気、そして街の歴史や文化を感じられる空気感は、モールではなかなか味わえません。

 約100年の歴史を持つタンディン市場が、新しい壁画によってさらに魅力的な姿へと生まれ変わったことを、私はとても嬉しく思っています。ホーチミン市を訪れる機会があれば、ぜひタンディン市場にも足を運んでみてください。そして市場を見学した後は、ぜひグエンフウカウ通りでおいしいローカルフードを楽しんでください。きっとホーチミン市ならではの魅力を感じていただけると思います。 

photo by Maruchan
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今回は、ここまでです。
最後まで、お読みいただきましてありがとうございます。
今後とも、「ベ トナム株・経済情報」をよろしくお願いいたします。

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